古代食”蘇(そ)”。果たして”そ”の味は・・・?   

”蘇(そ)”という食べ物をご存じでしょうか。
先日、料理研究家のNさんから奈良のお土産にいただいたのですが、
”蘇”は、もともと奈良時代の古代食のひとつ。それはそれは珍しいものなんです。
ワタシも一度食べてみたいと思っていました。
古代食というと、黒米や赤米、あるいは現代のしょうゆや味噌のルーツになった調味料
”醬(ひしお)”などがあるけれど、これは唯一の酪農食品。
牛や羊の乳を精製する過程で得られる味で、牛(羊)乳を数時間煮詰めて濃縮させた
ものです。

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おごそかに和紙に包まれた「蘇」は、意外にも茶色っぽい色をした固体でした。
切り分けて食べてみれば、ミルクというより、練乳に近い味わい。
濃厚というよりむしろ上品な甘さで、なかなかに美味です。
それにしても、今のように気軽に牛乳を飲むことなどできなかった奈良時代、
きっと高貴な万葉びとの、ぜいたくで貴重なたんぱく源だったのでしょうね。

ちなみに、この「蘇」の味がさらに極められ、頂点に達した最上の味が
「醍醐」、あるいは「醍醐味」といわれるそうです。
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by atfood | 2008-04-02 22:33 | 料理、菓子、食材など

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